こんにちは。
本日は不登校に関して書きたいと思います。
私自身、高校の教員として働いていて感じるのですが、だいたいどのクラスにも不登校の生徒がいます。
これは学校の方針や公立私立などでも変わってくると思うのですが、前よりも不登校であることを認められつつあるようにも感じています。
不登校は特定の人だけが経験する珍しいことではありません。
もし、この記事を読んでいるあなたやあなたの知り合い、あるいはお子さんが不登校の状態にあるならば、ぜひこの続きを読み進めていただきたいと思います。
まずは休もう
学校に行きたくない。
理由は様々あると思います。
・学校の人間関係
・いじめ
・先生からの圧力
・自身の体調
そして、それに対して強烈なストレスを感じるからこそ、「学校に行きたくない」と思うのだと思います。
なので、教員という立場でありながら言わせていただきます。
まずは休んでください。
3日、あるいは1週間くらい休んだって大丈夫です。
自分の健康とメンタルの安定を第一に考えましょう。
休んだらもう巻き返せない、みんなにおいて行かれてしまう。
そういう焦りもきっとあると思います。
大丈夫です。
心が落ち着いてくれば、物事を冷静に考えて、何をしていけばいいか考えることもできますし、誰かに相談して行くこともできます。
だから、今はゆっくり休んでください。
ずっと追い詰められてきた人もいると思います。
何かをひたすら我慢して、もう限界という方もいるでしょう。
もう十分頑張ったと思います。
まずは、肩の力を抜いてぼーっと横になってみてください。
休んでもいろいろなマイナスの感情が頭に湧き上がってくると思います。
・ああ、休んじゃった。
・今頃、みんな私のことをどう思っているだろう
・授業、ついていけなくなるかもしれない
・このまま、もう学校に行けなくなっちゃうのかな
・親に申し訳ない
ある意味、こうした思いが湧いてくるのは当然です。
あなたはそのように相手のことを考える優しさや、物事に真摯に取り組もうとする誠実さがあるのです。
だからこそ、その状況に陥ってもなお、相手のことを心配してしまうのだと思います。
そのあなたの個性自体はとても尊いものです。
でも、今はそれが反対に自分を追い込んでしまっているのかもしれません。
大丈夫。
まずは自分を大切にして、ゆっくり休んでください。
休む時はいきなり原因を言う必要はありません。
調子が悪いとか、体がだるいなどと言うだけで大丈夫です。
調子が悪いのは本当のことなので罪の意識を感じる必要は全くありません。
信頼できる人に相談する
さて、無事に学校を休むことができたら、まずは体を休めましょう。
そして、少し気持ちが落ち着いてきたら、できれば信頼できる人に相談してみることをお勧めします。
何が辛いのか。
なぜ学校に行きたくないのか。
みなさんの親や保護者の方に話せるようであれば、話してみてください。
ただ、これも無理して話す必要はありません。
話しても、多分分かってもらえないだろうという場合、今はあえて話さないでおくというのもいいと思います。
学校の先生で、安心して話せる先生がいれば、別に担任ではなくてもいいのでその先生に話してみてもよいでしょう。
また、スクールカウンセラーの方に相談するのもいいと思います。
そして、私に相談していただいても構いません。
その場所に関係のない第三者に話す方が気持ちが楽だと言うこともあるからです。
※メールやLINEで相談を受け付けています。
メール: kei.kokugotoppa591@gmail.com
LINE: https://lin.ee/bz6tNvP
ひとりで抱え込むと、(特にメンタルが弱っている時は)間違った方向性に考えが進んでいくことが起こりがちです。
ぜひ誰かに話を聞いてもらって、自分の気持ちを整理してみてください。
みんなと違う道を進んだっていい
しばらく休んで回復できれば、また学校に通う選択肢もあると思います。
しかし、その原因がすぐには解決できそうにない場合、別の道を探すことも大切です。
特に、学校に行き始めたらまた同じことを繰り返してしまうのではないかと思われる場合は、何かを変えてみた方がいいでしょう。
① 今の学校で「配慮・支援生制度」がないかどうかを学校に尋ねてみる
→不登校支援のため、課題をやることで出席を補充する対応を取ってくれる学校もあります。
② 転校する
③ 全日制ではなく、単位制や定時制を検討してみる
④ 高卒認定試験を受ける
これらは保護者の協力が必要になります。
お家の方と話し合いながらも、あなたの気持ちを勇気を出して伝えてください。
保護者の方も、子どもであるあなたのことを心配して、いろいろと提案してくれると思います。
ただ、親がそういうから、ということではなく、自分がどうしたいかを大切にしてほしいと思います。
そして、これは大事なことですが、いわゆる”普通”から外れることを必要以上に恐れる必要はありません。
転校したから、退学したから、もう普通の人生のルートから外れた。。
なんて考えなくて大丈夫です。
別に何も問題ないです。
むしろ、そのまま通い続けていたら本当に人生が終わっていた可能性すらあるのですから。
学校という文化においては、今でも「逃げることは悪。苦しくても努力し、続けることが正義である」という風潮が根強いです。
しかし、はっきり言いますがそんなことはありません。
私は、逃げることができた人こそ、勇気のある人だと思います。
学校を休むということ、これは逃げではなく、行かないという選択であり、決断です。
そして、周りと違う決断をするには勇気がいります。
だから、何も恥じる必要はありません。
ちなみに、高校に通わなくても大学に入学することはできます。
勉強する必要はありますが、単位を認定してもらうことができれば、大学受験は可能です。
人生にはいろいろな道があります。
それは決められたルートのようなものがあるわけではないと思います。
今は遠回りに思えても、後になってみれば実はそれが最善の選択肢だったということだって普通にあります。
きっとこの記事を読んでいる今は、メンタル的にしんどいと思うので、まだ未来に対して明るい見通しが立たないかもしれません。
限界が来て壊れる前に、ぜひ休む勇気を持ってほしいと願っています。
そして、もし話を聞いてほしいという方は、私でよければ力になります。
ぜひ相談してみてください。(相談無料です)
メール: kei.kokugotoppa591@gmail.com
LINE: https://lin.ee/bz6tNvP