みなさん、大変ご無沙汰しております。
しばらく更新ができませんでしたが、多くの方にご覧いただきありがとうございます。
現在も、私は高校国語の非常勤講師をしながら、フリーランス家庭教師として活動していますが、しばらく更新が滞っていたブログを新たなシリーズと共に再開しようと考えています。
新たなシリーズとは、タイトルにも書いたように「受験ストーリー化」シリーズです。
本日は、この新シリーズを始めるに至った経緯や概要について書いていきたいと思います。
もし興味を持ってくださった方がいましたら、ぜひ続きをご覧いただけると嬉しいです!
なぜこのシリーズを始めようと思ったのか?
このブログでは、「国語を極めて大学受験を突破する方法」と銘打って、古典文法の解説や、受験勉強のノウハウなどを記事にしてきました。
もちろん、そうした知識やテクニックが大切であることはいうまでもありません。
しかし、果たしてこのブログを読んだだけで、その知識が定着したり、テクニックを実際に活用して成績を上げることのできる受験生は一体どれくらいいるのだろうかと最近思います。
これと同じことは参考書を使って勉強するときにも言えます。
2024年現在、参考書の種類や数はさらに増え、より効果的な参考書が数多く誕生しているにもかかわらず、一向に成績が上がらない、手応えを感じられない受験生が後を断ちません。
同じテキストを使って成果が出る生徒と出ない生徒がいる。
もちろん、才能的な部分もあるとは思うのですが、それで片付けてしまうのはあまりに辛いではありませんか。
私なりに考えて、たどり着いた答えがこの「ストーリー化」という方法です。
知識、テクニック単体ではなく、”受験生全体”を知る
私の見解では、
・知識やテクニックをうまく活用できない
・おすすめの参考書を使っているのに成績が伸びない
というタイプの人は
「受験生全体のイメージ」というのを持てていないのではないかなと思います。
これは「受験生とはこうあるべき」みたいなお説教を言っているわけではなく、勉強の基本的な方法とか、生活リズムの重要性とか、受験生としての1年間で直面しがちな人間関係や進路での悩みとか、そうした生活全体に関わる知識を持って、受験生のイメージを持つことができればいいのではないかと思うのです。
これまでもいわゆる「合格体験記」などがそうした役割を果たしてきました。
『ビリギャル』や『ドラゴン桜』といった受験映画、ドラマも大いに参考になると思います。
こうしたコンテンツは、私は非常に重要だと思っています。
下手すれば、一冊一冊の参考書よりも大切です。
その理由が先述の通り、「受験生という生活総体のイメージ」を持つことに役に立つからです。
リアルに、それでいて面白いストーリーを追求する
とはいえ、受験をストーリーにするとなると、
どうしても「受験テクニック」や「教科の勉強法」を紹介するという非常にリアルな作品にならざるを得ない部分もあります。
私自身は、それでも十分楽しいのですが、
それをコンテンツとして純粋に楽しむことができるか難しいなとも思います。
たとえば、漫画版の『ドラゴン桜』は、受験についての知識を解説するシーンが多いため、とても文字が多く、読みにくいという評価も受けています。
熱心に読むのは、もともと受験勉強に興味のある人であり、本当に届いてほしい層にこのストーリーの力を届けることができなかったのかもしれないと思っています。(繰り返しますが、作品自体はすごく面白いんですよ!)
なので、今回の企画では「ストーリーそのものとして楽しめる要素」も十分に考慮しながら投稿していこうと思っています。
具体的には、受験ストーリーですが、「特殊能力系」のストーリー要素も入れつつ、展開していきます。(詳しくは実際に読んでみてください。)
私自身が、小さい頃からストーリーを作ったりするのが好きで、それを生かしてみたいという思いもあったりします。
なので、多分需要がなくても続けるような気がします。(半分自分の趣味みたいなものなので)
とりあえず、週刊連載の作家気取りで(笑)、週1ペースで更新していきたいと思います。
ですが、このストーリーは本気で作っています。
・僕が家庭教師として経験してきたこと
・実際に出会って変化してきた生徒たち
・受験生のみなさんに本当に伝えたい学びの本質
こうしたことを、ストーリーの中で感覚的にでもいいので、感じてもらえたらそれだけでこの企画は大成功だと思っています。
それでは第一話でお会いしましょう。
アイキャッチ画像by UnsplashのIvan Aleksicが撮影した写真