勉強法・モチベーション管理

教育実習でやっておきたい7つのこと

今日は、教育実習を最大限活かす、というテーマで書いていきたいと思います。

今年度は、全国的に休校になっているところが多く、「教育実習がどうなるんだろう」と不安に感じている人もいるかもしれません。

それでも、いつでも教育実習に行ける心構えは持っておきたいところです。

この記事では、僕自身の体験も踏まえながら、教育実習で心掛けたいことや、やっておくべきことを紹介したいと思います。

教育実習を間近に控えている方はぜひ、参考にしてみてください!

教育実習は本当に貴重!

教員免許状を取るためには、高校なら2週間、中学校なら3週間の教育実習が義務付けられています。

だいたいは、自分の母校に実習に行くと思いますが、この教育実習、「なんとなく行って、なんとなく終わった」という事態は何としても避けましょう

受け入れてくださる学校側に申し訳ないというのは、もちろんそうなのですが、教育実習は、唯一の実践の場です。

この実習の次は、もう現場で実際に先生として働くことになります。

そう考えると、この実習の重要性がよく分かるのではないでしょうか。

加えて、教育実習で何を学んだか、というのは、面接で聞かれる定番の質問の一つです。

できる限り、ひとつでも多くのことを学んで帰ってきましょう。

教育実習でやっておきたいこと7つ

 実習前にやっておきたいこと2つ

 1、やりたいことリストを作成

実習に行く前に、教育実習でこんなことをやってみたい、というのをリストにしておきましょう。

実現可能かどうかはさておいて、思いつく限り書き出します。

自分の授業や学校生活、部活動などいろんな場面を想定してみてください。

 2、指導教員の先生にあいさつと予定を確認する

指導教員の先生は、これから数週間本当にお世話になります。

実習の事前指導で、学校へ行くと思うので、その際にあいさつをします。

感謝の気持ちとよろしくお願いしますという思いを込めて、丁寧にあいさつをしておきましょう。

その際、どのような教材を実施予定か、どのクラスを担当しているかなど大まかな予定を聞いておきます。

また、自分の模擬授業がいつから始まる予定かも合わせて尋ねておきましょう。

 実習時の服装ですが、教育実習の時期は暑いため、クールビズでもOKという学校が多いようです。もし気になる場合は、指導教員の先生に聞いてみましょう。(僕は、先生から大丈夫と言われたので、2日目からノーネクタイで実習に参加しました。)

 実習中にやっておきたいこと5つ

 3、担当教科の先生の授業はできる限り見学に行く

実習の第1週目は授業見学が中心になると思います。

できる限り多くの先生の授業を見学に行きましょう。

僕は、国語で3週間教育実習に行きましたが、国語科の先生全員の授業を見学することを目標にしました。

もし、見学に行く場合は、その先生に事前にお願いに行くようにしましょう。

その際に、どの教材をやる予定かを聞いておきます。

(授業後、感謝を伝えに行くのもお忘れなく。)

 4、担当クラスの生徒の顔と名前を覚える

これは絶対にやったほうがいいです。

生徒の反応が全然違います。

指導教員の先生がおっしゃってましたが、生徒の名前を覚えることは相手を尊重していることの証、だそうです。

生徒の自己肯定感を高め、自分の居場所を見出す助けになる、ということでした。

具体的にどうやって覚えるかですが、

僕は実習初日、帰りのホームルームで自己紹介シートを書いてもらいました。

そして、その情報を先生からもらった顔写真付きのクラス名簿に書き込みました。

あとは、積極的に自分から話しかけるのみです。

僕は人見知りなので、これは大きな試練となりましたが、話しかけた生徒たちはみんなうれしそうに答えてくれて、勇気を出して良かったと思いました。

 5、授業以外で、先生が何をしているかを知る

中学・高校生のころは、先生の職員室での様子を見る機会って、あまりなかったと思います。

しかし、教育実習では、この時間に先生方が何をしているかを知るように意識しましょう。

教材研究だけではなく、部活動の予定作成や教科書会社との打ち合わせ、教科会、そして、大学の入試説明会に足を運んだりもしています。

先生は本当に多忙だということを間近で感じることができると思います。

 6、まずは授業を形にする

いよいよ模擬授業についてですが、あれこれやろうとせず、最初は「授業を形にする」ことだけを意識しましょう。

「授業を形にする」とは、

  •  板書をきちんと書く
  •  声を教室の後ろまで届かせる
  •  指示や発問をはっきり出す

といった基本的な事柄です。

簡単そうに思えるかもしれませんが、50分授業をするとかなり疲労します

そして、教室のうしろまで声を届かせようと思うと、けっこう声を張る必要があります。

内容ももちろん大事なんですけど、まずはその内容がしっかり伝わる状態を目指しましょう。

 7、課題、難しいと感じたことリストを作っておく

実習中、これ大変だったな、とか、難しいなと感じたことを忘れないうちにメモしておきます。

あとで、先生に質問することもできますし、もっとあとで教採の面接の際にネタにできます。

補足:もっていると便利なものリスト

教育実習であると便利なものを紹介します。

  •  バインダー・・・授業見学の際に使います
  •  ノートパソコン・・・指導案やワークシート作成に使います。国語科なら「一太郎」が入っているとなお便利
  •  ビデオカメラ・・・自分の授業実践を振り返るために(※撮影許可を取る必要あり)
  •  ポストイット(ふせん)・・・やることや気づいたことなどをすぐにメモ

まとめ とにかく恐れずチャレンジ!

最後に、僕の実習での経験を少し紹介したいと思います。

僕は、高校3年生の担当になったのですが、実習2日目からいきなり現代文の授業をしました。(しかも3クラス。)

全く自信はなかったのですが、せっかく先生が「やってみたら」と言ってくださったので、とにかくチャレンジしてみることにしました。

初日の晩は、深夜3時くらいまで教材作成に追われました・・・

もちろん、いきなりの授業で上手くいかないところもいっぱいありましたが、やって良かったと思います。

おかげで、好スタートを切ることができ、充実した3週間にすることができました。

失敗から学ぶことも多いです。

チャンスが与えられたら、ぜひ恐れずに挑戦してみることをオススメします!

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