今日は日曜日。
「今日こそ、勉強するぞ!」
と昨晩決意したものの、イマイチやる気が出ない。
よくあるパターンです。
中には、「つまらないな」と思う自分を律して、がんばって机に向かっている人もいると思います。
宿題だから
親(先生)に怒られるから
そういった理由で仕方なく勉強している人もいるでしょう。
いずれにせよ、このような状況にある人が感じている共通のイメージがあります。
それは、何か。
勉強=つまらないもの
というイメージです。
勉強はどことなく「しなければならない、つまらないもの」という雰囲気がありませんか。
今日は、そのイメージに風穴を開けましょう。
勉強に対する見方を変える、そんなお話しです。
- 勉強がつまらない
- 勉強のやる気が出る方法が知りたい
こういった疑問を持っている方はぜひこの記事を参考にしてみてください!
勉強=ストーリー
勉強を楽しむための工夫って、いろいろあると思います。
いつもと違く場所で勉強してみる、友達と勉強するなどなど。
今日、紹介するのは、そもそものところで、勉強に対する見方を変えます。
勉強=ストーリーです。
この感覚を掴めば、勉強が楽しくなります。
RPGゲーム、映画、小説など、普段僕たちが親しんでいるものと、勉強の構造ってかなり似ていると思います。
勉強をストーリーになぞらえることができれば、自然と「勉強=つまらない」というレッテルは取れていきます。
ゲームしたり、マンガを読んだりするイメージで勉強する
これがこの記事で目指すところです。
面白いゲーム、映画とは
突然ですが、あなたはゲームをしたり映画を見たり、マンガを読んだりするのは好きですか?
私たちがゲームや映画、マンガに対して面白いと感じるポイントはどこにあるのでしょうか。
きっとたくさんあると思いますが、そのいくつかを挙げていきましょう。
そして、面白いと感じるポイントが勉強においても出ていることを示していきます。
では、順番にいきましょう。
1、新しい技で道を切り開く
はじめから持っている道具だけで最後までクリアできるゲームなんて全く面白くありません。
途中でアイテムを手に入れたり、レベルを上げたりしていくことで次のステージをクリアできる。
この繰り返しが面白さの一つです。
勉強もそれと同じです。
新しい公式を覚えたり、文法を覚えたりすることで、次のステージ(問題)をクリアしていくことができます。
「勉強がわからないからつまらない」と言う人は、つまり「今のステージをクリアするための道具を持っていない、あるいは技を覚えていない」というのと似た状況です。
だから、つまらないのはある意味当然なのです。
すべきことは勉強を投げ出すことではなく、前のステージ(単元)に戻って、自分がまだ覚えていない事柄がないかを確認することです。
道具がそろえば確実にステージクリアできます。
日々の勉強の中で新しく覚えることを、先に進むためのアイテムだと考えましょう。
2、一度倒した敵がパワーアップして帰ってくる
これもゲームやマンガでは王道の展開ではないでしょうか。
これがあるから、ワクワクしてストーリーを進めることができます。
実は、勉強にもこれが存在します。
きっと思い当たるものがあると思います。
一例を挙げると、数学なんかはまさにこの展開の連続です。
- 中学校でクリアした2次関数が、高校で3次関数になって帰ってくる。
- 数Ⅰで倒したはずの三角比が、数Ⅱの三角関数にパワーアップして復活している。
- 平面ベクトルが次元を超え、空間ベクトルとして再び立ちはだかる。
どれも熱い展開ですね。笑
他の教科でもこういうパターンが起きていると思います。
みなさんも、ぜひ見つけてみてください。
きっと面白くなってくるはずです。
3、特訓して成長する
壮絶な特訓、努力のシーンもストーリーの醍醐味の一つです。
そして、努力の末、敵に勝利する。
自分の成長を知る。
これが勉強でも当てはまるのは言うまでもありません。
以前は歯が立たなかった問題を何度も復習して撃破したとき、大きな達成感があります。
正直、努力→成長のプロセスを勉強で見出すことができれば、確実に伸びます。
努力→成長、人間はこの繰り返しで生きています。
受験でこの過程に気づくことは今後の人生にもきっと役に立つはずです。
4、クライマックスがある
ストーリーでのラストは本当に重要です。
大どんでん返しがあったり、宿敵との最終決戦があったり、仲間とのお別れがあったり・・
資格試験や受験を控えている人にとっては、その試験がストーリーのクライマックスです。
きっとそれまでに何度もやめたくなることもあるでしょう。
試験という敵と自分を比べて、自分の無力さを思い知ることもあります。
しかし、最後にはその試験に突破する。
これまでの知識を総結集して、最後の敵に挑むのです。
これをクライマックスと言わずして何といいましょう。
主人公はあなたです。
今やることは将来につながっています。
こう考えれば、今のトレーニング期間も乗り越えられるし、やる気も出てくるのではないでしょうか。
まとめ 勉強というゲームに裏ワザはない
おそらく、ほとんど全ての人が学校へ通い、勉強をします。
しかし、高校を卒業した時点で「勉強が楽しかった」と言える人ってほんのわずかなのではないでしょうか。
これは、なんとも寂しいものです。
しかし、この記事で見てきたように、勉強はものすごく面白くなるポテンシャルを秘めています。
これまで、つまらないものというイメージを持たれてきただけに、そのギャップがさらなるモチベーションの起爆剤となるでしょう。
ただし、この勉強というゲーム。
楽してクリアできるウラ技は存在しません。
日々の地道な努力を楽しみ、感動のラストに向かって走り続けましょう。