大学受験

【迷っている方】塾と家庭教師、予備校、それぞれの特徴を説明します

少子化とはいえ、高校生の半分以上が大学に進学すると言われている今、大学受験の対策が必要だと考えている人は多いと思います。

塾、予備校、家庭教師、通信教育などその手段は多岐に渡ります。

今日はそれらのいわゆる「大学受験サービス」を比較して、それぞれのメリットやデメリットを説明していきたいと思います。

  •  どのサービスが良いか迷っている
  •  そもそもそれらのサービスは活用すべきなのか

こうした悩みをお持ちの方は、どうぞご参考ください。

集団塾と個別指導の比較

まずは、塾の指導形態に分けて説明します。

塾には集団塾と個別指導塾が存在します。

 集団塾:切磋琢磨で成績UP

集団塾というのは、クラス制で授業を受ける形式の塾です。

メリットとしては、集団での指導なので、授業料が比較的安価である点や、適度な競争の中で成長していくことができる点があげられます。

授業を担当する先生は、社会人あるいは大学生のアルバイトです。

アルバイトとはいえ、集団での指導ができなければならないので、ある程度の力量のある先生がそろっているといえます。

デメリットは、集団で指導を行うので、個別の対応が難しいという点にあります。

 個別指導塾:個々に応じたきめ細やかな指導

少子化の流れに乗じて増えてきているのが、この個別指導塾。

個別指導塾は、生徒1〜3人に対して先生1人が指導するという少人数教育の塾です。

メリットは、生徒それぞれに合った進度で授業を進めることができるということにあります。

例えば、普段は入試の対策をしているが、定期テストの時期だけ教科書範囲の復習をしたい、といった柔軟な対応が可能です。

デメリットは、集団塾よりもやや高価であることがあげられます。(人件費の問題で仕方ない部分もあります)

もう一つ大きなデメリットとなるのが、先生の質です。

個別指導塾の場合、先生の8割〜9割が大学生のアルバイトです。

もちろん、塾ごとに指導のマニュアルがありますし、定期的に講師の研修会も行っていますが、予備校や集団塾と比較するとやや質に劣る感は否めません。

※個別指導塾については、また別の記事を書く予定ですので、そちらも参考にしてみてください。

予備校:安定と信頼の大手サービス

河合塾、駿台、代ゼミなどで知られる予備校。

なんといってもそのメリットは先生の質と有している受験データの量でしょう。

講師陣は、模試作成に携わっていたり、参考書を作っていたり・・

まさに大学受験に特化した専門集団です。

デメリットは、地方だと校舎がなくて通えないという点です。

 

例えば、福井県を例に挙げると・・

河合塾・・2校

駿台・・0校

代ゼミ・・0校

です。(2020年5月調べ。それぞれの公式HPを参照)

悲しい・・福井県。(実は筆者は高校時代、福井県在住。)

地方に住む人は予備校以外の手段を考えたほうがよさそうです。

通信教育(映像授業):いつでもどこでも上質な授業を

都市部と地方の格差を解消する方法として、「通信教育(映像授業)」があります。

新型コロナウイルスの問題を契機に、一気に人気が出ている形式でもあります。

基本的には、授業の動画を見て課題を自分で進める、といった感じが多いようです。

メリットは、どこにいてもネット環境さえあれば授業が受けられるという点です。

また、授業を担当する講師陣も実力派揃いなので、わかりやすい(ユーモアのある)授業を受けることができます。

動画で授業を受けられるので、スキマの時間でちょっとずつ見ることも可能です。

デメリットは、モチベーションの維持が難しい、という点です。

確かに、映像授業ってわかりやすくて面白いのですが、結局のところ、自分で動画を再生して、練習問題に取り組んでいかなければなりません。

例えば、個別指導塾では塾の先生が隣にいて、分からないときにすぐ質問したり、やる気が出ないときに雑談をして気分転換をすることができます。

しかし、映像授業では全てが自分に任されています。

自分でどんどん進めていけるのが良いという人は問題ないですが、自己管理がちょっと苦手・・という人には不向きかもしれません。

家庭教師:あなただけの先生、高い自由度

家庭教師とは、いわば「あなた専属の先生」です。

そのメリットは言うまでもなく、あなたのための指導計画が組まれ、自分のペースで勉強を進めていくことができる点にあります。

しかし、先ほどの個別指導塾同様、先生は大学生のアルバイトである場合が多く、質にはばらつきがあります。

少々雑な言い方をすると、「先生の当たりハズレがある」ということです。

また、塾や予備校のように「自習室やコピー機が使い放題」といったサービスがありません。

その点もデメリットの一つとして数えられるかもしれません。

とはいえ、専属コーチがつくというのは大きなアドバンテージとなります。

何から始めたらいいか分からない、という方は家庭教師を検討してみてもいいでしょう。

大学受験で個人経営の家庭教師を勧める理由

→手前味噌ですが、大学受験対策として個人経営の家庭教師が最適である理由を説明しています。

独学も全然ありです

最後に、上に挙げたサービスを一切利用しない、つまり「独学」で受験するのも全然ありです。

参考書も上質なものが増えましたし、受験勉強についてのブログやホームページもたくさんあります。

ちなみに僕も、塾などには行かないで、大学に入りました。

ただし、独学するなら

  •  自分で学習計画を立て
  •  自分でモチベーションを維持して
  •  分からないところも自分で調査して解決していかなければなりません。

これらの力というのは、今後生きていく上で重要なので、家庭教師業を営んでいる僕が言うのもアレなんですが、個人的には独学できるに越したことはありません。

もちろん、これは理想論です。

現実として、高3生などは、受験本番までの時間が限られていて、試行錯誤している時間がない場合も少なくありません。

高校3年生の一年は本当にあっという間です。

特にこれまで何もしてこなかった・・という人はやはり、塾や家庭教師などを利用するのが良いと思います。

まとめ

最後に、希望別にオススメのサービスを載せておきます。

 有名・実力派講師の授業を受けたい→予備校、集団塾

 自分でバリバリ進めたい→映像授業

 先生と一緒に勉強したい→個別指導塾、家庭教師

それぞれが工夫を凝らしてサービスを展開しているため、ここに示したのは最大公約数的な説明に過ぎません。

気になるサービスがあれば、ぜひ資料請求をしたり、体験授業を受けてみてください。

 

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