教員採用試験

教員採用試験の模試はある?受けるべきか?

 

今日は、教員採用試験の模試について説明していきます。

「試験」というだけあって、教採にも模試が存在します。

  •  「模試を受けるべき?」
  •  「受けるとしたら会社や、回数、時期は?」

このような疑問を持っている方はぜひ、ご参考ください。

では、始めましょう!

2021年5月現在、新型コロナウイルスの影響で、模試が自宅受験になっています。これから受験予定の方はその点も考慮に入れておくとよいと思います。

教員採用試験模試とは?

教員採用試験の模試は、民間の企業によって実施させており、有名なところで

などがあります。(それぞれリンクから公開模試のページへ飛べます。)

模試の種類は大きく二つあり、

  1.  全国公開模試
  2.  自治体別模試

があります。

1の全国公開模試は、志望自治体にかかわらず受験者が同じ問題を回答します。

2の自治体別模試は、志望自治体ごとに作成された問題を受験します。

表にして整理するとこのような感じでしょうか。

東アカ 共同出版 時事通信社
全国公開模試 複数回開催 複数回開催 複数回開催
自治体別模試 一度のみ開催 一度のみ開催(一部の自治体限定) 二度開催(一部の自治体限定)

表を見てわかるように、自治体別の模試は基本的に一度きりのみ開催され、対象としている自治体が限定されています。

たとえば、大都市圏ではない自治体を志望している場合、東アカの模試一択ということになります。(もちろん、これ以外にも教採模試を実施しているところがあるので、東アカでしか受験できないというわけではありません。)

僕は、公開模試を受験したので、今回は公開模試のことを中心に書いていきたいと思います。

模試はぜひ受けよう

まず、模試を受けるべきかどうかですが、結論から言えば、模試は受けるべきです。

ただし、受ける際には注意点もあります。

まず、模試を受けるべき理由を説明したのち、受験する上で注意したいことについて書いていきます。

 受けるべき理由1:短期目標となる

まず、模試を受験することにより、短期的な目標ができます。これはみなさんも大学受験のときに経験済みだと思います。

教採の1次試験はだいたい7月からですが、それまで目標のない状態で勉強するのはけっこうきついです。

しかし、通過点に模試を設定しておけば、適度な危機感をもって、日々の学習に励むことができます。

これだけでも十分模試を受験する意義があるといえます。

 受けるべき理由2:勉強の成果を確認できる

本来、模試とは、学習の成果を確認するためのものです。

なので当然、模試を受けるべき理由のひとつにはこれが入ります。

あまりにできていない問題が多いのであれば、今後の学習計画に変更が必要かもしれません。

あるいは、やったはずの問題ができていない、という場合は、復習の方法に工夫が求められるかもしれません。

このように、模試を通して、自分の知識や学び方を点検することができます

 受けるべき理由3:他の受験生に出会ってモチベーションUP

教員採用試験の勉強は、基本的に一人でいることが多く、友達と勉強する機会はあっても、数人で集まる程度だと思います。

しかし、模試を受けに行くことで、他の受験生を知り、そこから刺激を受けることができます。

僕も模試を受けに行ったことで、一層モチベーションが上がったのを覚えています。

また、公開模試の場合、ここにいる受験生が全員ライバルだと感じて、不安に感じる必要はありません。

なぜなら、様々な自治体の志望者が集まっていますし、私立のみに絞っている受験生もいるからです。

僕は、となりの席の方と志望自治体が同じで、むしろ仲間意識を感じて盛り上がってしまいました。笑

こうした思わぬ出会いもあったりもしてなかなか面白いです。

 冒頭でも述べたように、現在コロナウイルス感染拡大の影響で自宅受験となっている可能性があります。

この場合、他の受験生から刺激を受けるというメリットは得られないと思われます。あらかじめご注意ください。

注意点:結果を過信しない

このようにメリットも多く、僕も受験をぜひおすすめしたいのですが、一方で注意点も存在します。

それが、帰ってきた結果をあまり信用しない、ということです。

これは模試の質が低いとか、そういうことではありません。

公開模試は、全員共通の問題を解くため、自治体ごとの出題の特色を反映できないからです。

他の記事でも述べていますが、例えば、同じ一般教養にしても、自治体によって出題される問題がけっこう違います。

なので、自分で過去問を入手して、自治体別に対策を講じる必要があるのです。

また、受験者の数も試験によってまちまちです。当然、教員採用試験を受験する人の全てがこの模試を受けているわけではありません。

絶対数から見ても、これで判定をあてにするのは少々危険です。

まとめると、

模試で自身の学習成果をチェックするのはオススメだが、判定は気にしなくてOK

ということです。

この点を注意できれば、模試を有効に用いることができるでしょう。

ずばり、受けるならどれ?

僕がおすすめする受験方法は、

  •  時期は4月実施
  •  回数は1回(多くても2回)でOK

です。

会社は上に挙げたどれでも問題ありません

自分の都合が良い日程で開催されている会社のものを申し込みましょう。

時期は4月がオススメです。学習の成果を図るにはベストな時期だからです。

また、いくつも模試を受けても疲弊してしまうだけなので、1度か2度がちょうどよいと思います。

2つの会社で一度ずつ受験するのもありですし、公開模試と自治体別模試を一つずつ受験するのもありです。

ちなみに僕は、4月の公開模試(共同出版)を一度だけ受験しました。

お金もかかるので、このあたりは必要最低限でいいかなとも思います。

まとめ 模試を賢く使おう

今日のまとめです。

  1.  模試は自分の学習の成果確認とモチベーションUPにオススメ
  2.  公開模試の判定はあくまで参考程度に
  3.  受験は4月実施のものを、1つか2つでOK

心配なのでいろいろと模試を受けたくなる気持ちもわかります。

しかし、それよりもエントリーシートや面接の準備の方が重要です。

試験当日までの限られた時間を有効に使っていきましょう!

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