大学受験

勉強の量・質、どちらも確保するための勉強法【受験生向け】

試験で良い点を取るため、受験に合格するために勉強量が必要なのは言うまでもありません。

よく、「量と質どちらが大事か」という論争がありますが、「量か質か」という論争が生じること自体、どちらも大事だと言うことを示唆しています。

そこで、今日は勉強の量を確保しつつ、質も手に入れる勉強法を紹介したいと思います。

特に高校3年生から本格的に受験勉強を始める場合、1年間(厳密には10ヶ月ほど)の短期決戦になります。

限られた時間の中でどれだけ勉強量と質を確保できるかが勝負の分かれ目となるでしょう。

高3生のみなさんは、特にこの記事を参考にしていただければと思います。

準備物:ストップウォッチ

この勉強法を実践するにあたって、必要な物はただ一つ。

ストップウォッチです。

これを今後、肌身離さず身につけていてください。

このストップウォッチを用いた勉強法はいたってシンプルです。

ストップウォッチで勉強時間を測る。

以上です。

すみません、本当にそれだけです。

勉強の開始と同時にストップウォッチを押し、終わったら止める。

 

ただし、3つのルールがあります。

まず、1)測るのは本当に勉強している時間だけです。

机に向かってぼーっとしている時間や机を離れている時間は勉強時間には当然入れません。

その間は、ストップウォッチを止めます。

 

次に、2)1日の勉強時間のノルマを決めておきます。

そのノルマを達成することを日々の目標とします。

 

そして、3)1日の終わりに手帳に今日の勉強時間を記録します。

概要は以上です。

あまりにシンプルすぎて、この勉強法にイマイチ、ピンときていないかもしれません。

もう少し説明を加えましょう。

メリット:だらだらと勉強しなくなる

この勉強法の利点は、最低限の量をこなしつつ、質をも追求できる点にあります。

本当に勉強している時間しか時間を測ってはいけないので、だらだらと勉強して時間稼ぎ・・というのももちろんNGです。

だから自然と勉強に集中できます。

やってみればわかりますが、これかなりしんどいです。

質の高い1時間は、かなり疲弊します。

僕は、TOEFLibtという英語の資格試験を受けるために、平日7時間、休日10時間のノルマを設定して、めっちゃ勉強した時期がありましたが、それはもう大変でした。

しかし、日々の達成感はこれまでにないものでしたし、確実に実力もつきました。

いかにこれまでの自分の勉強が質の低いものであったかを思い知りました。

時間ノルマを達成するコツ

 時間ノルマの設定は1日単位と週単位で設定しておく

例えば、毎日5時間勉強するというノルマを立てたとします。

しかし、日によっては体調が優れなかったり、用事があって5時間を確保するのが難しい日もあります。

そんなときのために、毎日5時間のノルマとは別に、「週35時間(1日5時間×7日)」のノルマを設定しておきます。

こうすることで、今日は3時間しかできなかったとしても、次の日、その次の日で6時間ずつ勉強できれば、借金返済というわけです。

この週単位でのノルマ管理は英単語などの暗記物でも有効です。

ぜひお試しあれ。

 はじめは少なめに時間を設定しておく

いきなり「よし毎日5時間勉強するぞ」と意気込んで、始めると大抵挫折します。

その5時間は今まで勉強してきた感覚でいうところの5時間ではありません。

濃さが全く違います。

なので、まずはこれぐらいなら確実にできるという量で時間を設定してみましょう。

おそらく、その時間でもこれまで毎日やっていた勉強量を確保できるはずです。

スマホのストップウォッチ機能より、ストップウォッチそのものを買おう

ストップウォッチなら、スマホにもあるからそれを使うのはダメなのか、という意見もあると思います。

個人的には、スマホのストップウォッチはやめたほうがいいと思います。

前回の記事でも書きましたが、それが「スマホを触るきっかけ」となってしまうからです。

また、勉強を続けていくうちに、ストップウォッチの「ピッ」というボタンの音が、ちょうどやる気のオンオフのスイッチのようになっていきます。

まとめ 決して楽ではないが、確実に力はつきます

この「ストップウォッチ勉強法」は、シンプルながらもかなり効果的な勉強法です。

そして、量と質、どっちも手に入れようというのですから、当然しんどいです。

しかし、費やした時間、努力は裏切りません。

必ずあなたの自信となり、プレッシャーをはねのける源となります。

早速、ストップウォッチを購入して、ぜひ試してみてください。

こちらの勉強法も参考にしてみてください。

【文理共通】すべての高校生に贈る教科横断的な勉強法のすすめ

勉強の際には、青ペンを使った勉強法がお勧めです。

【青ペンを使おう】オススメ勉強法1

参考書の選び方はこちらから。

【大学受験】参考書の選び方

お問い合わせ