勉強法・モチベーション管理

【塾、予備校に行かずに成績UP!】古文の効果的な予習の方法を教えます。

高校生になって、学校の予習が大幅に増えたと思います。

中でも、英語と古文は予習してくることになっている場合が多いと思います。

誰でも一度は、次のように感じたことがあるのではないでしょうか?

  • こんな予習していて本当に意味あるの?
  • もっと自分の勉強がしたいのに・・
  • どうせ先生が授業中に答えを教えてくれるのだから、わざわざ予習する必要ないじゃん!

分かります。僕もそうでした。

しかし、結論から言えば、予習はとても大切です。(「予習なんて要らない!」という意見を求めていた方、ごめんなさい!)

とはいえ、正しい方法で予習をしなければ、学習効果が薄いのもまた事実。

そこで、今日は主に古文について効果的な予習の方法を紹介します。

何かしら、予習で困っている人、古文の偏差値を上げたい人、ぜひ続きをご覧ください^^

僕の高校時代の古文

少し僕の高校時代の話をさせてください。

僕は、高校生の時に塾や予備校、家庭教師を利用していませんでした。

地元が田舎だったり、部活が忙しすぎたりなどという特に自慢できるほどの理由ではないのですが、とにかく学校の課題だけで受験勉強をしました。

それでも古文は、センター試験(現「共通テスト」)で満点を取ることができました。

どうしてだろうと考えてみると、やはり予習をしていたことが大きかったと思います。

というのも、一年生の時の古文の先生が怖かったんです笑

若い女の先生だったんですが、冷淡に怒るというのでしょうか、これまで野球部の怒鳴りちらす怒り方しか経験してこなかった僕からすると、とても怖かったのです。

そして、授業のペースも早く、もちろん予習してこないなど論外。

しかし、そのおかげもあってか、一年生で古文の基礎がある程度出来上がったのではないかと思います。

今日は、その時にやっていた予習の少しカスタマイズしたバージョンを紹介したいと思います。

ステップ1:通読する

まず教科書の文章にざっと目を通します。

現代文の予習では「一通り読んでくる」というのはよくあるのですが、古文では案外やっていなかったりします。

読んでもほとんど分からないから仕方ないのでは?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

実際読んでいくと、季節や場所、登場人物など多かれ少なかれ情報を得ることができます。

加えて、初見の文章にぶつかっていく練習にもなります。

通読せず、いきなり辞書を引き始めて単語を調べながら読み進めていくと、「分からないけど読み進める」という読み方ができなくなってしまいます。

予習において最も重要なステップの一つです。

通読する際に、接続助詞「を、に、が、ど、ば」のところでスラッシュを入れておきましょう。こうすることで、長い一文をいくつかの部分に分けて考えることができるので、より内容が理解しやすくなります。

参考:古文が読めない人向け、古文読解の秘訣【これを意識してください】

ステップ2:分からない単語に◯をつけながら、とりあえず訳してみる

通読が終わったら、いよいよ本文の訳に入っていくのですが、まだ辞書を開いてはいけません。もう少し我慢です。

1回目に通読して得た情報を頭に残しながら、文章を和訳していきます。

この時の注意点は

「おおざっぱに訳す」です。

完璧な訳を作る必要はありません。だいたいこんな感じの意味かなーと思う訳を書き込んでいきます。

他の記事でも何度か言っていますが、古文においてはある程度の”適当さ”が大事です。

なお、辞書を使ってはいけませんが、教科書のページ下にある脚注(ちょっと訳が載っているところ)は見てもOKです。

訳していて、「この単語の意味が分からない」というところには◯をつけておきます。

毎回ステップ1と2をやるだけでも十分古文の力がついていきます。

まだ余裕のある人、もっとトレーニングの負荷をかけたい人は、さらにステップ3、4へ進みましょう。

ステップ3:助動詞に線を引いておく

助動詞って何だ?という人は、助動詞講座のページで一通り確認しておくことをお勧めします→助動詞完全攻略!まずは全体像をつかもう【古典文法】

全部覚えているかは別として、助動詞でいくらかは覚えているものがありますね。

自分の知っている助動詞の横に線を引いていきます。

文法的意味や活用形も合わせて書き込んでおきましょう。

ステップ4:(文章によっては)敬語を記入

大鏡や源氏物語など敬語がたくさん出てくる文章では、できれば敬語も記入しておきましょう。

書いておくのは

  1. どれが敬語なのか
  2. 尊敬語or謙譲語or丁寧語
  3. 本動詞or補助動詞
  4. 誰から誰への敬意か

です。

分からないところがあれば、分かるところだけでも書いておきましょう。

敬語については、敬語講座のページで詳しく説明しています。合わせて確認してみてください。→敬語の基本と本動詞と補助動詞を紹介

実際の授業で・・

これだけやれば予習はバッチリです。

あとは、授業での先生の解説を聞きながら自分の書き込んだ訳や助動詞などの文法を直していきます。

不思議と予習をきちんとしておけばしておくほど、授業中に眠くなりません。

答えが気になるからか、直す作業が多いからか、それともたまたまか分かりませんが、本当に眠くなりません。

ただし、5時間目or体育のあとで、先生が”いい感じの声”の方であればその限りではありません。眠くなります。

教科書ガイドの丸写しは今すぐやめよう

クラスに数人「教科書ガイド」を持っている人がいると思います。あなたがその一人でしょうか。

ここに載っている現代語訳を丸写しして予習完了、という人がいるとしたら、すぐにやめましょう。

ずるいとかそういうことではなく、それでは予習の効果が期待できないからです。

同様の理由で、インターネットで訳を調べるのもオススメしません。

予習で一番大切なのは、書いた訳が合っているかどうかではなく、自分でどれだけ考えたかです。

確かに、授業で当てられた時ちゃんと答えることができるので、先生からは褒められるかもしれません。

しかし、古文を自力で読み進めていく力がついたかと言えば、そうではありません。

反対に、自分で訳を作ってきた人は当てられて間違えてしまうかもしれません。

でもそれは他でもないあなたが作った訳です。そして、先生はそれをわかっています。

考えるのはしんどい・・と思うかもしれません。

そうです、確かにしんどいんです。しかし、その「しんどさ」がトレーニングなのです。

ちなみに、教科書ガイドやインターネットに載っている訳などを授業でそのまま発言すると、バレます。

先生は「この子なんか調べてきたな」と気づきます。

それが成績に影響するかどうかは分かりませんが・・・

まとめ:予習しておけば、テスト期間が楽になる

予習を毎回するのは簡単なことではないかもしれません。

しかし予習でコツコツとやっているので、テスト期間に入ったときに一から勉強しなおす必要がありません。

実は高校1年生、2年生のうちは、特に塾に行かなくても学校の予習と小テストを日常的に頑張っていれば、きちんと力がついていきます。

特に古文は教科書の内容をきちんと理解していくことで、単語や文法の知識が身につくようになっています。

高3の受験対策となると、コーチが必要な場合もありますが、高1高2は独学で全然いけます。

今日紹介した方法で、ぜひ予習を頑張ってみてください^^

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