新年度になって、2ヶ月が経過しました。
高3生はそろそろ勉強の成果が出てくるころではないかと気になる頃だと思います。実際、徐々に成績が上がり始めている生徒もいるでしょう。
これから、受験シーズンが本格化するにつれて、自分の成績が伸び悩む場面に直面することが出てくると思います。
- がんばっているのに、成績が上がらない
- 志望校の判定がいつまで経っても上がらない
つらいですよね・・
自分なりには努力しているのに、結果が出ない。
今日は、「成績が上がらずしんどい時」こそ思い出してほしいことを書きます。
結果が出ずにモチベーションが下がってしまっている人は、ぜひこの記事を読んでみてください!
周りと比べない!
成績が上がらない・・という時、ついやってしまうのが、「周りの友達と比べてしまう」こと。
「あの子はもうB判定が出てる」
「〇〇さん、そんなに勉強してないとか言って、ちゃんと模試で点数とってるし・・」
気持ちはわかります。
でも、よく考えてみてください。
その友達の判定が良かろうが悪かろうが、あなたには関係ありません。その子が何を言おうが、あなたがすべきことは変わりません。
また、あなたと同じ大学を目指す生徒は全国にいます。周りと比較することにはキリがありません。
大学受験はよくマラソンに例えられます。
自分のペースで志望校合格というゴールを目指すのです。
周りを見て、不安になったり安心したりしていては自分のペースが乱れてしまいます。
自分の勉強法、努力を信じましょう。
どうしても周りと比べてしまう、という人は塾の先生などに正直に打ち明けてみてください。きっと励ましてくれると思いますよ。
僕もTwitterで受験相談を受け付けています。気軽に相談してください^^
むやみに他の参考書に手を出さない
成績が思うように上がらないと、今の自分の勉強法がいけないのかと思い、違う勉強法、参考書に手を出したくなります。
もちろん、そうすべき時もあります。
しかし、多くの場合、そういう時こそ、他の参考書には手を出さないほうが賢明です。
一つの参考書には、著者の考え方、アドバイスなどが詰まっています。いわば、本を通してその著者から教わっているということになります。
もし成績が上がらないからといって、次々と参考書に手をつけてしまうと、いろいろな先生からアドバイスを受けることになり、確実に混乱します。
もどかしい気持ちをぐっとこらえて、もう少しトレーニングを続けてみてください。そう遠くないうちに結果が出てくるはずです。
とはいえ、本当に勉強法を変えた方がいい場合もあります。数ヶ月やっているのに一向に結果が出てこない、という人は何か問題があるかもしれません。学校や塾の先生に相談してみてください。もちろん、僕に相談していただいても構いません!
成績はある日突然一気に上がる
成績が伸び悩んでも心配しすぎないために、成績の上がり方を知っておくのも大切です。
成績は、じわじわとあがるというよりも、ある日一気に上がります。
図で描くとこんな感じです。(手書きですみません・・・)
勉強に限らず、何かを極めていくまでのプロセスは、この図のように「停滞」と「飛躍」の繰り返しです。
だから、成績が上がらない、という人はまさにこの図の「停滞ゾーン」にいます。
大事なことは、ここで投げ出さないことです。努力を続けることができれば、一気に伸びる時期を経験します。
心配しなくても大丈夫です。今やっていることを着実に積み上げていきましょう。
模試の判定は本番の判定ではない
模試の判定もそんなに気にしなくて大丈夫です。あくまで、現時点での判定で、本番までに成績を上げればいいだけの話です。
模試で大切なのは、
- 勉強したことがちゃんとできているかどうかの確認
- 自分の弱点を把握すること
です。
受験後すぐに自己採点をして、自分の解答を分析しましょう。僕も模試のあとの授業では、基本的に模試の解説と分析を行うようにしています。生徒に問題をもってきてもらって、どこが合っていて、どこを間違えたのか、なぜ間違えてしまったのかを一緒に考えます。
特に、センター試験(共通テスト)が近づいてくると、受ける模試の数が増え、点数ばかりを気にしがちです。しかし、振り返りを丁寧にやるかやらないかが本番の合否を分けます。間違えた問題と向き合うのは体力のいることですが、必ず取り組むようにしましょう。
まとめ 不安は勉強量で払拭せよ
今日のまとめです。
- 周りと比べても意味はない
- すぐに参考書を変えてはいけない
- 成績はある日一気に上がる
不安な気持ちってしんどいので、とにかくこの状況を抜け出したい、と思って、色々とこれまでやってきたことを変えてみたくなります。
でも、そういう時こそ我慢です。
あなたは今、一気に上昇するために力を蓄えている段階だからです。ここでやめてしまうのは本当にもったいない。
「あ、私伸び悩んでるな」と感じたらむしろチャンスです。この後に、一気に伸びる段階を控えているのですから。
不安な時こそ、これまでの勉強を確実にこなしていきましょう。勉強量は決して裏切りません。