大学受験

【数学ニガテあるある】数学ニガテな人が陥りがちな3つの傾向と対策

僕は国語が専門なので、自然と国語に関する記事が多くなってしまうのですが、このブログは一応「高3から始める大学受験」ということで、英語や数学についても僕の知りうることを書いていきたいと思います。

今日は、「数学ニガテあるある」ということで、

  •  数学があまり得意じゃないという人がどのような考え方をしがちなのか
  •  そして、なぜニガテと結びついてしまうのか
  •  どうすれば改善できるのか

こういったことを話していきたいと思います。

とにかく数学を何とかしたい!という方、ぜひご覧ください^^

はじめに:僕も「数学ニガテ」の部類でした

こんな記事を書くぐらいだから、きっと数学のできるやつなのだろうと思った方、ごめんなさい。

何を隠そう、僕も数学が本当にニガテでした。

高校最初の中間テストで、いきなり赤点ギリギリの点数をたたき出し、順調に「数学できないロード」を歩んできました。

しかし、とあるきっかけがあって、大学に入ってから数学をもう一度勉強し直しました。

おかげで、今ではニガテというレベルは脱出できたかなと思っていますし、数学が楽しいです。

何が「数学ニガテ」の原因になっていたのかを振り返って考えてみると、いくつか思い当たる節がありました。

そして、塾や家庭教師で指導している生徒で数学がニガテという生徒たちにも同じような傾向がありました。

なので、今日は経験から得られたことを共有したいな、と思っています。

では、その傾向を順番に説明していきます。

傾向1:自分で計算しない

数学ニガテな人の一つ目の傾向として、「自分で計算しない」というのが挙げられます。

僕もそうだったのですが、「解き方がわかる=できる」と思ってしまっていて、あまり計算練習をちゃんとしていませんでした。

例えば、学校で問題の解説をするとき、先生が途中計算を黒板に書くのを待っていて、それを写すだけ。

先生が「ここは〇〇定理をあてはめれば、あとはできますので、各自で続きを計算しておいてください。」と言ったときに、続きを自分で計算しない。なぜかと言えば、「この定理は知っているし、多分できるから」やらないのです。

簡単に言えば、面倒くさがりなのかもしれません。

しかし、ここでちゃんと計算をしない、ということが積み重なり、模試や定期試験で計算ミスを連発、という結果になってしまうのです。

しかし、僕たち(僕だけかもしれませんが)はこう思うわけです。

「でも考え方はわかっていたから、これはできてたようなものだ。おしかった。」

すべきことは明らかですね。

計算問題だからといって、スルーしない。面倒でもきちんと計算しましょう。

計算を繰り返していくうちに、自分がいつもやってしまう計算ミスに気が付くかもしれないし、D/4公式などの応用公式が使えるようになるかもしれません。

計算問題こそ徹底してトレーニングしよう。

傾向2:公式を暗記する

数学ニガテ=文系というのは全くの偏見ですが、文系で数学がニガテな人の多くは、文系科目のように暗記で数学を乗り切ろうとします。

ゆえに、とにかくひたすら公式を暗記します。

判別式、点と直線の距離公式、正弦定理、加法定理、ベクトルの内積公式・・・

実際に公式は使うのだから、暗記でも覚えることは理にかなっているじゃないか、と思われるかもしれません。

しかし、公式を覚えても、どういう場面で使えるのか、そして、この公式を使って最終的に何を導き出したいのかがわかっていなければ、正しく公式を使うことはできません。

一例を挙げると、名古屋大学の数学の入試問題がこれを確かに裏付けています。

名古屋大の数学は問題用紙と一緒に「解法公式集」なるものが配られます。

「必要に応じて使って良い」という趣旨だそうですが、これは遠回しに(いや、ストレートに)「公式を覚えただけではうちの問題は解けないよ」というメッセージを伝えています。

公式を覚えるときには、

  • なぜその式になるのか
  • その式を使って何を求めることができるのか
  • どういう問題でよく出てくるのか

などを合わせて理解するようにしましょう。

とはいえ、教科書でこれだけのことを理解するのは難しいかもしれません。

「数学ⅠA入門問題精講」(旺文社)という参考書が、この「深い部分の理解」をする上で非常に有効です。

数学のニガテな人に向けて、とてもわかりやすく書かれた一冊です。

こちらの記事で詳しいレビューを書いているので、気になった方は合わせてチェックしてみてください。

数学ニガテな文系、待望の一冊!【数学ⅠA入門問題精講の紹介】

 

なぜその公式を生まれるのかを知っておこう。

傾向3:別解に関心を持たない

最後は、「別解に関心を持たない」です。

数学の問題を解説しているとき、先生が「これは別解ですが・・」と言い始めると、とたんに「自分には関係ない」と思ってしまう人がいます。(はい、僕です・・)

一つ目の解法を消化するだけでも大変なのに、その上さらに別解なんて無理、という気持ちは分かります。

しかし、別解の方が簡単に解ける、という場合もたくさんあります。

さらに、「共通テスト」では自分で回答を作成していくのではなく、”答えまでの過程”を答えていかなければなりません。

どういった発想(解き方)で、回答が進んでいるのかを理解できなければ、随所にある空欄を埋めていくことは難しくなってきます。

数学の先生が「いろいろな解き方を知っておきましょう」というのはそのためです。

数学のニガテな人からすると、しんどいことだとは思いますが、がんばって解説に耳を傾けたいところです。

どの解き方が自分にとって一番受け入れやすいかを考えてみよう。

まとめ

<数学がニガテな人が陥りやすい傾向3つ>

1、自分で計算をしない→計算こそ大事!

2、公式暗記に頼る→理解して覚えよう

3、別解に関心をもたない→別解の方が自分には合っているかもしれない

「あるある!」というものはあったでしょうか?

特に1の「計算こそしっかりトレーニングする」というのは、オススメです。

「基本計算の中にこそ、数学のエッセンスがある」とも言われます。

2、3はハードル高いな・・という方は、まず1から始めてみてはいかがでしょうか^^

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