高校に入って「定期テストが難しくなった」と思ったことはありませんか?
試験範囲が広い、教科数が多い、そして内容も普通に難しい。加えて、テスト前などお構いなしに授業はどんどん先へ進んでいく。
中学校までは問題なかった人でも、高校の定期テストでつまずいてしまう人は結構多いです。(塾に体験にやってくる高校生の半分くらいが、高校の定期テストでつまずいたパターンであるように感じます。)
そこで、今日は”高校版”定期テストの勉強法を紹介したいと思います。
- テスト勉強のやり方を知りたい
- 部活で忙しくてあまり勉強時間が取れない
こんな人はぜひ続きを読んでみてください!
大前提:テスト1週間前だけでは足りない
中学校では1週間のテスト期間だけしか勉強していなくてもなんとかなった、あるいは高得点が取れた人もいると思います。
しかし、高校ではそうは行きません。
先ほども言ったように、試験範囲が中学校の比ではありませんし、内容も難しいので何度も繰り返し練習する必要があります。
まず「試験前の1週間だけでは勉強時間が足りない」ということをしっかり覚えておきましょう。
とは言え、部活動などが停止になるのは試験前の1週間だけです。
強化部に入っている人などは、テスト期間であっても部活が休みにならないところもあります。
その中で、どうやって勉強していくのでしょうか。
それが次のポイントです。
小テストを最大限に利用せよ
英単語や古文単語、数学など各教科の授業で小テストが実施されていると思います。
その小テストでしっかり満点や合格点をとるように心がけましょう。
これが定期テスト攻略の第一のカギです。
なぜなら小テストの問題が試験範囲になるパターンが多いからです。
毎回の小テストをきちんと勉強しておけば、テスト期間に入ったときに一から単語を覚え込んでいく必要はありません。
他の苦手な問題を集中的にやりこむことができます。
英語、古文なら単語、現代文なら漢字、地歴なら教科書の重要語句などを早めに覚えてしまいましょう。
まったく分からない問題はとりあえず放置
数学や理科などの理系科目でありがちなこととして、「解答を見ても何をやっているのかが分からない」ということがあります。
こういった難問にあれこれと悩み抜くのも勉強の面白さなのかもしれませんが、テスト勉強としては大幅なタイムロスとなってしまいます。
そこで、そのような”難問”はいったんスルーして、基本問題とその類題からできるようにしていきましょう。
よほどの進学校でない限り、テスト問題の半分以上が応用問題ということはまずありません。
基礎事項がきちんとできていれば、平均点が取れるようにできています。
ゆえに、まず
1)基本的な公式などを使った問題はミスなくできるようにして、
2)自力で解けそうな(解答の意味が分かる)問題を一つずつクリア
という感じで進めていきます。
数学・英語は捨てるな
テスト勉強の手を抜く教科を「〇〇を捨てる」と言いますね。
もちろん、捨てて良い教科はないのですが、部活などで忙しくて手が回らないということもあるかもしれません。
そこで”最後の手段”をとらざるを得ない場合があるかもしれませんが、数学と英語は捨ててはいけません。
数学と英語は、他の教科よりもこれまでの習ったことを前提として次の単元が進んでいきます。
RPGで例えるなら、それぞれのステージで手に入るアイテムがあり、それがないと次のステージをクリアできないようになっています。
2次関数→3次関数、三角比→加法定理、図形→ベクトル、といった具合です。
定期テストの範囲を”捨てて”しまうと、その部分のアイテムが手に入らず、これからの授業で先に進んだとしても、クリアする(理解する)ことができなくなってしまいます。
そして、次の定期テストも捨てる羽目になってしまいます。
なので、たとえ全ての教科を勉強できそうにないとしても、数学と英語だけは時間を確保するようにしましょう。
単語は教科書の話と結びつけて覚える
英語や古文の場合、単語帳からの出題とは別に、教科書の文章から単語が出されると思います。
この場合、教科書のストーリーと一緒に単語を覚えてしまいましょう。
(僕も未だにいくつかの英単語を見ると、「あーあの話で出てきた単語だ」と思い出します。笑)
「エピソード記憶」というやつらしいのですが、長期的に記憶できるのでオススメです。
→参考:【人と被りたくない人向け】あまり知られていないおすすめ英単語帳4選
まとめ
そもそも定期テストとは、普段の授業で習ったことがどれだけ理解しているかを見るためのテストです。
故に、一番のテスト対策は授業の予習をきちんとすることと、先生の話をしっかり聞くことです。
最後の最後にものすごく当たり前のことを書いてしまい申し訳ありませんが、これがやはり原点にして王道です。
すべての授業を集中して聞くというのはなかなか難しいかもしれませんが、せめてノートはきちんととっておくなど、できる限りテスト期間に楽をできるようにしておくといいですね。